2011年12月5日月曜日

エコデザイン展セミナー


12月3日(土)「プロと卵のエコデザイン展」開催に合わせたセミナーが開催されました。パネラーは桑沢デザイン研究所専任教員・本田氏、日本大学日本大学芸術学部デザイン学科・佐藤准教授、TSDESIGN代表、角南氏、司会進行、堀越でした。

プロと卵のエコデザイン展2011



12月1日から、日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)会員のプロ17名と、合わせて12校の学生35名による「プロと卵のエコデザイン展2011」開幕しました。13日(火)までです。今年は、「みんなで野菜づくり」と題して、ヤシ殻利用の培養土、FSC認証された木材によるプランターカバーといったエコ素材による野菜づくりをパッケージ化した試みを出展しています。この日まで自宅で栽培した(前の記事参照)芽キャベツとブロッコリーも運びこみました。でもビル内は植物にとって過酷な環境なので会期中無事かどうか心配です。

2011年11月14日月曜日

栽培実験 その2


プロのデザイナーとデザイン系学生による「プロと卵のエコプロダクツ展2011」JIDA環境委員会主催・新宿ozone3f会場。12月1日開幕まであと2週間あまり。今年、CWsは野菜づくりの普及を考えた出展をします。展示したいと考えている芽キャベツとブロッコリーが育ってきました。前夜の雨(11月12日撮影)、水玉が葉っぱの上でコロコロしています。葉っぱの色がきれいです。こうゆうみずみずしい色は色見本や画面上ではなかなか再現できないなと思いましたね。

2011年10月23日日曜日

栽培実験 その1


12月の”プロと卵のエコデザイン展”に向けて野菜の栽培実験をしています。とは言っても野菜作りは素人。カミさんがささやかに庭で作る野菜の収穫を手伝うだけ。そこで展が始まるころ収穫出来る野菜を教えてもらい、芽キャベツとブロッコリーの苗を買ってきました。今回出展のコンセプトに沿って、エコ素材であるヤシ殻を原料にした培養土(ココピート)を水タンクに使われていたビニール袋をカットしたものに入れ、ヤシ殻が水を含んで膨らんだところに植えてちょうど2週間。だんだん葉っぱが増えてきました。

2011年9月22日木曜日

プロと卵のエコデザイン展2011


日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)環境委員会(通称マルカン)が主催する”プロと卵のエコデザイン展”今年で9回目です。プロ側メンバーなのに昨年は何かと多忙でお休みしましたが、今年は出展します。地球温暖化の影響なのでしょうか、猛暑とともに節電の夏ということで、ゴーヤ、朝顔など窓辺の植物栽培が盛んでした。こうした家庭レベルでの植物栽培にもエコの視点を取り入れてみよう、というテーマを考えています。そろそろデザインと製作にかからなければなりません。会期は12月1日から13日、会場は例年と同じく新宿OZONEです。

2011年9月12日月曜日

ギフトショー2011秋


秋のギフトショー、JIDAブース。8人のメンバーと出展しました。今回も深山園さんの自社茶畑で作られた自然栽培茶ギフトを出品。昨年から試作していた、べにふうき(お茶の品種)の紅茶が出来たということで、新たに缶入りギフトパッケージをデザインしました。白い帯は、やぶきた種の緑茶、濃茶の帯が紅茶です。

2011年8月31日水曜日

2011秋ギフトショー


9月6日~9日、ギフトショーに出展します。
西館4階JIDAのブースです。今年はTea Timeをコンセプトに、お茶と洋菓子のギフトを提案します。GiftShowのホームページ
http://www.jida.or.jp/site/special/gift-show2011_autumn.html

2011年8月10日水曜日

お茶のギフト


お茶は昔から贈答品の代表格、ギフトの定番。空港などでもお茶ギフトは人気だそうです。軽くて、お土産として小分けが出来るところが受けているらしい。しかし、フタの黒い丸缶”御銘茶”などと墨文字で金のラベルだったりして、あまり若い人を意識したパッケージが少なかった気がします。これは屋久島に自社茶畑を持ち、都内と近郊で店舗展開している新宿のお茶屋さんのためにデザインしたギフトパッケージ。若い人の茶葉離れを何とかしたいという社長の願いをデザインに反映させたつもりです。昨年秋のギフトショーに初出品しました。

2011年6月29日水曜日

デザイン学会


日本デザイン学会春季研究発表大会、今年のテーマは「産学コラボレーションによるデザイン」。初日午後の特別セッション「家電・情報の未来とデザイン」を聞きました。東芝、日立、富士通、LGのパネラー。企業経営が進める”選択と集中”という嵐の中で部門の生き残りを賭けて奮闘している様子が感じられます。デザイン領域の拡大ととるか、拡散と捉えるか、あるいは新しい職種が誕生しているのかも知れないという思いを強くしたセッションでした。

2011年6月21日火曜日

気になる色-2


前々回に続いて気になる色。秋葉原の中央通り、その内側の不忍通りで自転車のショップを見つけました。イタリアのBianchiというメーカーのコンセプトショップとのこと。自転車のことは知らなくて、このメーカーが業界でどんなポジションにあるのかも知らないのだけれど、とにかく色がきれい!と思って店内へ。
並んでいる自転車のほとんどがこの色。このBianchiのカラー、イタリアの空をイメージした色だとのことです。ちょっとグリーンの入ったブルー。ブルーですが少し温かみがあります。やっぱり最近流行りなのではないでしょうか、この色。コーラルブルーとかアイスブルーという言い方も聞きましたがやはり似たようなグループなんでしょうね。(写真はいただたカタログから)

2011年5月11日水曜日

2リットルの水





2リットル入り水パックのホルダーです。PETボトルよりゴミの量を減らすことが出来る水パック。しかしぶよぶよと掴みにくく、容器に注ぐのがたいへん。パックのままだと両手で持たなくてはなりません。そこでこの会社では専用の水パックホルダーを作ることにしました。パックを入れやすく片手で持てること、冷蔵庫のドアポケットに入ること、そしてコスト。出来たのがこのかたち。冷水容器と間違われないように上部は大きく斜めカット、女性の小さな手でも掴みやすいよう前後を薄く真ん中を膨らませたデザインです。また、底面の左右に孔があります。この空気抜き孔がないと水パックはホルダー内側に張り付き下に入っていきません。あとは水パックの注ぎ口(スパウト)をカチッと止めるためのパーツ。出来上がってみれば単純な構造、簡単なものですが、指掛かりの滑り止め、注ぎ口の角度、冷蔵庫から出した結露した水パックの入りにくさ、さらに成形時の不具合などなかなか難問の続いたデザイン開発でした。写真の水パックや6パック入りカートンケース、トータルでデザインしています。

2011年4月4日月曜日

気になる色


昨年あたりから、街の中のさまざまなもので彩度の高い”水色”や”緑味の水色”が目に付いています。爽やか、新鮮な印象です。気になりだすといろいろ気になって観察してみると、歩道橋、高架道路の下半分、工場建屋など以前から結構使われています。黄色やオレンジは目立ちすぎて景観のノイズになるですが、広い面積で使っても前に出て来ない色なのです。白っぽい色が背景にくると眠い配色です。しかし、濃いグレイや黒の中に置かれるとガ然引き立ちます。きれいな色なのに使われてこなかったのは、エコの風潮から長らくナチュラルな、くすんだグリーン系が主流だったからでしょうか。流行色も今年あたりからブルーやパープル系と聞きます。どちらかというとエコとは反対の鉱物的なライトブルーグリーンやペールブルー。濃くなればターコイズ。こうした色相のものが増えていると感じるのは僕だけでしょうか。

2011年3月25日金曜日

いま出来ること


写真は自宅のある私鉄駅の待避線。電力事情から電車は毎日休日ダイヤで運行。待避線に普通電車が入り特急を通過させるというのが平日ダイヤでしたが、線路が使われないため錆が出てきました。地震、津波と原発事故。復旧はまだ先。そもそも旧に復するということがあるのか、時間はかかっても元通りになることが当たり前のように考えていたことがそうはならないとわかってきました。ショックですね。ゆらゆらと不気味に続く余震、薄暗くひっそりした東京の街、陳列棚がすかすかのコンビニ、コマーシャルのないTV、初めてです。何もかも初めての経験という2週間です。実態が明らかになるにつれ、人の心理にもさまざまな変化が起きつつあります。この未曾有の事態に直面し、仕事も含めいま出来ることを精一杯やる、ということが重要だと考えています。

あれから2週間


オフィスも大きく揺れました。ビル6階、デスク脇の棚、最上段のボックスファイルがほとんど落下、散乱。揺れが落ち着き散乱したファイルを片付けている間、まさにその時間、多数の方々が津波に襲われていたと知り背筋が寒くなりました。3.11から2週間。被災された方々の底知れぬ悲しみ、苦難を想像すると言葉もありません。地震当日の交通途絶、帰宅難民、鉄道混乱、計画停電、節電、買いだめ騒ぎ、ここ東京も以前の東京ではなくなってしまいました。デザイン、デザイナーに何が出来るか、ネット上でさまざまに飛び交っています。事業環境にも大きな変化が起きそうです。

2011年2月13日日曜日

三条テクノスクール


今年で3年目。三条市にある新潟県立三条テクノスクールで、毎年2月に一日授業に呼ばれています。昨年まで同校デザイン科で先生をしていた、日本コロムビアでオーディオのデザインをしていたころの先輩、福田寛さんに呼ばれて行ったのが最初です。福田さんは去年退職し、引き継いだのがJIDAのメンバーである大縄茂さん。授業では、三条地域でのモノづくりという講義を混ぜながら、まず個人個人で考えさせ、次にいくつかのグループに分け、グループごとに発表にこぎつけさせる、グループで考えを出し合い一つにまとめていくプロセスを体験してもらおうというワークショップです。今年は、レンズの製造過程でたくさん出るガラス廃材の用途開発とデザインをテーマに選びました。終了後、大縄さんとは久しぶりに再会なので新幹線の時間まで雪を見ながらの飲み会となりました。写真は昨年のワークショップ。

ギフトショー出展


JIDAメンバーとともに出展した春のギフトショーも2月4日に閉幕。今回は、新潟三条でスパナやレンチを製造する相場産業(株)さんの協力で、念願であった木工と金属製品を組み合わせた、金物産地の三条らしい製品開発とその発表展示ができました。会場ではいくつかの店舗やそのバイヤーから興味深い提案があり、先週はフォローの一環として三条で木工職人のメンバーと今後の打ち合わせをしてきました。今回のテーマはホームバーを豊かにする木製品でしたが、作品ではなく売れて行ってほしい商品なので、これから何を開発するかは相変わらず大きなテーマです。そして具体的な造形においては、デザインはすべてそうだとも言えますが、ある種の芸術性と時代性、大衆性が求められるという難しい匙加減です。模索は続きます、、、。

2011年1月17日月曜日

2011春ギフトショー


春のギフトショーに出展します。2月1日~4日。東京ビッグサイト西館4階、アクティブクリエーターコーナーに隣接するJIDAブースに、JIDA会員有志11名とともに参加します。今回は新潟三条の「木づくり職人」の皆さんとのデザインワークショップによって生まれた製品と、地元三条の工具メーカーさんが創ったオリジナルマドラーを”家飲み、Home Bar”というコンセプトでコンバインし、ギフト商品にまとめました。三条地域の木工はもともと農具や工具の柄や台、取っ手。金属製品と組み合わせることで価値を造ってきた歴史があります。そうした特色、原点を生かして「三条らしさ」をアピールしたギフトです。ギフトショーにおいでの際はぜひお立ち寄りください。

2011年1月5日水曜日

謹賀新年 2011


新年おめでとうございます。
昨年末からトピックスをサボっておりました。新しいことを書きたいのですが、プロジェクトの詳しいことは書けないし、webに成果物の写真を載せるのは論外という時代ですのでご容赦ください。しかし、やはり月イチペースでは寂しいので今年は奮起し、記事を載せていきたいと考えています。さて、写真は昨年訪れたフランス、モンサンミッシェルです。むろん、ツアーです。パリから高速道路を西に、印象派の画家で有名なジベルニー、ノルマンジー上陸作戦の激戦地、カーンなどをかすめて5時間ほどひた走ります。流行のパワースポットしても知られるそうで、対岸に一泊した明け方、寺院の上に雲間から陽が差し、うっすら虹がかかる様などまさに”神々しい”という一言。これでイギリスのストーンヘンジとともにパワースポットを2か所訪れたことになります。さて、どんなご利益があるでしょうか。