2011年2月13日日曜日

三条テクノスクール


今年で3年目。三条市にある新潟県立三条テクノスクールで、毎年2月に一日授業に呼ばれています。昨年まで同校デザイン科で先生をしていた、日本コロムビアでオーディオのデザインをしていたころの先輩、福田寛さんに呼ばれて行ったのが最初です。福田さんは去年退職し、引き継いだのがJIDAのメンバーである大縄茂さん。授業では、三条地域でのモノづくりという講義を混ぜながら、まず個人個人で考えさせ、次にいくつかのグループに分け、グループごとに発表にこぎつけさせる、グループで考えを出し合い一つにまとめていくプロセスを体験してもらおうというワークショップです。今年は、レンズの製造過程でたくさん出るガラス廃材の用途開発とデザインをテーマに選びました。終了後、大縄さんとは久しぶりに再会なので新幹線の時間まで雪を見ながらの飲み会となりました。写真は昨年のワークショップ。

ギフトショー出展


JIDAメンバーとともに出展した春のギフトショーも2月4日に閉幕。今回は、新潟三条でスパナやレンチを製造する相場産業(株)さんの協力で、念願であった木工と金属製品を組み合わせた、金物産地の三条らしい製品開発とその発表展示ができました。会場ではいくつかの店舗やそのバイヤーから興味深い提案があり、先週はフォローの一環として三条で木工職人のメンバーと今後の打ち合わせをしてきました。今回のテーマはホームバーを豊かにする木製品でしたが、作品ではなく売れて行ってほしい商品なので、これから何を開発するかは相変わらず大きなテーマです。そして具体的な造形においては、デザインはすべてそうだとも言えますが、ある種の芸術性と時代性、大衆性が求められるという難しい匙加減です。模索は続きます、、、。