2011年4月4日月曜日

気になる色


昨年あたりから、街の中のさまざまなもので彩度の高い”水色”や”緑味の水色”が目に付いています。爽やか、新鮮な印象です。気になりだすといろいろ気になって観察してみると、歩道橋、高架道路の下半分、工場建屋など以前から結構使われています。黄色やオレンジは目立ちすぎて景観のノイズになるですが、広い面積で使っても前に出て来ない色なのです。白っぽい色が背景にくると眠い配色です。しかし、濃いグレイや黒の中に置かれるとガ然引き立ちます。きれいな色なのに使われてこなかったのは、エコの風潮から長らくナチュラルな、くすんだグリーン系が主流だったからでしょうか。流行色も今年あたりからブルーやパープル系と聞きます。どちらかというとエコとは反対の鉱物的なライトブルーグリーンやペールブルー。濃くなればターコイズ。こうした色相のものが増えていると感じるのは僕だけでしょうか。