2011年6月21日火曜日

気になる色-2


前々回に続いて気になる色。秋葉原の中央通り、その内側の不忍通りで自転車のショップを見つけました。イタリアのBianchiというメーカーのコンセプトショップとのこと。自転車のことは知らなくて、このメーカーが業界でどんなポジションにあるのかも知らないのだけれど、とにかく色がきれい!と思って店内へ。
並んでいる自転車のほとんどがこの色。このBianchiのカラー、イタリアの空をイメージした色だとのことです。ちょっとグリーンの入ったブルー。ブルーですが少し温かみがあります。やっぱり最近流行りなのではないでしょうか、この色。コーラルブルーとかアイスブルーという言い方も聞きましたがやはり似たようなグループなんでしょうね。(写真はいただたカタログから)

2011年5月11日水曜日

2リットルの水





2リットル入り水パックのホルダーです。PETボトルよりゴミの量を減らすことが出来る水パック。しかしぶよぶよと掴みにくく、容器に注ぐのがたいへん。パックのままだと両手で持たなくてはなりません。そこでこの会社では専用の水パックホルダーを作ることにしました。パックを入れやすく片手で持てること、冷蔵庫のドアポケットに入ること、そしてコスト。出来たのがこのかたち。冷水容器と間違われないように上部は大きく斜めカット、女性の小さな手でも掴みやすいよう前後を薄く真ん中を膨らませたデザインです。また、底面の左右に孔があります。この空気抜き孔がないと水パックはホルダー内側に張り付き下に入っていきません。あとは水パックの注ぎ口(スパウト)をカチッと止めるためのパーツ。出来上がってみれば単純な構造、簡単なものですが、指掛かりの滑り止め、注ぎ口の角度、冷蔵庫から出した結露した水パックの入りにくさ、さらに成形時の不具合などなかなか難問の続いたデザイン開発でした。写真の水パックや6パック入りカートンケース、トータルでデザインしています。

2011年4月4日月曜日

気になる色


昨年あたりから、街の中のさまざまなもので彩度の高い”水色”や”緑味の水色”が目に付いています。爽やか、新鮮な印象です。気になりだすといろいろ気になって観察してみると、歩道橋、高架道路の下半分、工場建屋など以前から結構使われています。黄色やオレンジは目立ちすぎて景観のノイズになるですが、広い面積で使っても前に出て来ない色なのです。白っぽい色が背景にくると眠い配色です。しかし、濃いグレイや黒の中に置かれるとガ然引き立ちます。きれいな色なのに使われてこなかったのは、エコの風潮から長らくナチュラルな、くすんだグリーン系が主流だったからでしょうか。流行色も今年あたりからブルーやパープル系と聞きます。どちらかというとエコとは反対の鉱物的なライトブルーグリーンやペールブルー。濃くなればターコイズ。こうした色相のものが増えていると感じるのは僕だけでしょうか。

2011年3月25日金曜日

いま出来ること


写真は自宅のある私鉄駅の待避線。電力事情から電車は毎日休日ダイヤで運行。待避線に普通電車が入り特急を通過させるというのが平日ダイヤでしたが、線路が使われないため錆が出てきました。地震、津波と原発事故。復旧はまだ先。そもそも旧に復するということがあるのか、時間はかかっても元通りになることが当たり前のように考えていたことがそうはならないとわかってきました。ショックですね。ゆらゆらと不気味に続く余震、薄暗くひっそりした東京の街、陳列棚がすかすかのコンビニ、コマーシャルのないTV、初めてです。何もかも初めての経験という2週間です。実態が明らかになるにつれ、人の心理にもさまざまな変化が起きつつあります。この未曾有の事態に直面し、仕事も含めいま出来ることを精一杯やる、ということが重要だと考えています。

あれから2週間


オフィスも大きく揺れました。ビル6階、デスク脇の棚、最上段のボックスファイルがほとんど落下、散乱。揺れが落ち着き散乱したファイルを片付けている間、まさにその時間、多数の方々が津波に襲われていたと知り背筋が寒くなりました。3.11から2週間。被災された方々の底知れぬ悲しみ、苦難を想像すると言葉もありません。地震当日の交通途絶、帰宅難民、鉄道混乱、計画停電、節電、買いだめ騒ぎ、ここ東京も以前の東京ではなくなってしまいました。デザイン、デザイナーに何が出来るか、ネット上でさまざまに飛び交っています。事業環境にも大きな変化が起きそうです。