2011年4月4日月曜日

気になる色


昨年あたりから、街の中のさまざまなもので彩度の高い”水色”や”緑味の水色”が目に付いています。爽やか、新鮮な印象です。気になりだすといろいろ気になって観察してみると、歩道橋、高架道路の下半分、工場建屋など以前から結構使われています。黄色やオレンジは目立ちすぎて景観のノイズになるですが、広い面積で使っても前に出て来ない色なのです。白っぽい色が背景にくると眠い配色です。しかし、濃いグレイや黒の中に置かれるとガ然引き立ちます。きれいな色なのに使われてこなかったのは、エコの風潮から長らくナチュラルな、くすんだグリーン系が主流だったからでしょうか。流行色も今年あたりからブルーやパープル系と聞きます。どちらかというとエコとは反対の鉱物的なライトブルーグリーンやペールブルー。濃くなればターコイズ。こうした色相のものが増えていると感じるのは僕だけでしょうか。

2011年3月25日金曜日

いま出来ること


写真は自宅のある私鉄駅の待避線。電力事情から電車は毎日休日ダイヤで運行。待避線に普通電車が入り特急を通過させるというのが平日ダイヤでしたが、線路が使われないため錆が出てきました。地震、津波と原発事故。復旧はまだ先。そもそも旧に復するということがあるのか、時間はかかっても元通りになることが当たり前のように考えていたことがそうはならないとわかってきました。ショックですね。ゆらゆらと不気味に続く余震、薄暗くひっそりした東京の街、陳列棚がすかすかのコンビニ、コマーシャルのないTV、初めてです。何もかも初めての経験という2週間です。実態が明らかになるにつれ、人の心理にもさまざまな変化が起きつつあります。この未曾有の事態に直面し、仕事も含めいま出来ることを精一杯やる、ということが重要だと考えています。

あれから2週間


オフィスも大きく揺れました。ビル6階、デスク脇の棚、最上段のボックスファイルがほとんど落下、散乱。揺れが落ち着き散乱したファイルを片付けている間、まさにその時間、多数の方々が津波に襲われていたと知り背筋が寒くなりました。3.11から2週間。被災された方々の底知れぬ悲しみ、苦難を想像すると言葉もありません。地震当日の交通途絶、帰宅難民、鉄道混乱、計画停電、節電、買いだめ騒ぎ、ここ東京も以前の東京ではなくなってしまいました。デザイン、デザイナーに何が出来るか、ネット上でさまざまに飛び交っています。事業環境にも大きな変化が起きそうです。

2011年2月13日日曜日

三条テクノスクール


今年で3年目。三条市にある新潟県立三条テクノスクールで、毎年2月に一日授業に呼ばれています。昨年まで同校デザイン科で先生をしていた、日本コロムビアでオーディオのデザインをしていたころの先輩、福田寛さんに呼ばれて行ったのが最初です。福田さんは去年退職し、引き継いだのがJIDAのメンバーである大縄茂さん。授業では、三条地域でのモノづくりという講義を混ぜながら、まず個人個人で考えさせ、次にいくつかのグループに分け、グループごとに発表にこぎつけさせる、グループで考えを出し合い一つにまとめていくプロセスを体験してもらおうというワークショップです。今年は、レンズの製造過程でたくさん出るガラス廃材の用途開発とデザインをテーマに選びました。終了後、大縄さんとは久しぶりに再会なので新幹線の時間まで雪を見ながらの飲み会となりました。写真は昨年のワークショップ。

ギフトショー出展


JIDAメンバーとともに出展した春のギフトショーも2月4日に閉幕。今回は、新潟三条でスパナやレンチを製造する相場産業(株)さんの協力で、念願であった木工と金属製品を組み合わせた、金物産地の三条らしい製品開発とその発表展示ができました。会場ではいくつかの店舗やそのバイヤーから興味深い提案があり、先週はフォローの一環として三条で木工職人のメンバーと今後の打ち合わせをしてきました。今回のテーマはホームバーを豊かにする木製品でしたが、作品ではなく売れて行ってほしい商品なので、これから何を開発するかは相変わらず大きなテーマです。そして具体的な造形においては、デザインはすべてそうだとも言えますが、ある種の芸術性と時代性、大衆性が求められるという難しい匙加減です。模索は続きます、、、。