2010年4月20日火曜日

タイムスリップ


2月も中旬を過ぎ少し日も長くなったパリ、たそがれ時のオルセー美術館です。しかしまあ立派な建物ですね。とても駅だったとは思えません。現在も残されている建物妻面の大時計はそのままに、当時の小さな蒸気機関車と客車が並んでいる写真を見たことがありますが、石炭の煙のにおい、旅行客やポーターたちの喧騒、今回は駅だった頃に想いを馳せながら回廊状の二階部分をゆっくり鑑賞しました。ヨーロッパの都市の鉄道駅は壮大なアーチだったりドームだったり、それほど多く訪れたわけではありませんが、鋳鉄の柱、リベットだらけの鉄骨、まさに鉄の時代、1900年代初頭にタイムスリップです。今回、ブリュッセル行きに乗るためパリ北駅も初めて訪れましたがヨーロッパの駅は見ていて飽きませんね。